2014年11月3日月曜日

タスク

タスクは死語?

私がプログラマーになったとき一番最初に教わったのがタスクだった。だが、タスクの概念を理解すまでに数年かかった。新人にも一応タスクの説明をするが、納得することはなく、首をかしげるだけだ。そんな時いつも「タスク人だ。いつか理解できる」と言ってお茶を濁した。
メインフレームが無くなったと同時にタスクも無くなった。小型のコンピュータでは、タスクに変わりシェルもしくプロセスとなった。だが、タスクとシェル,プロセスは構造が違う。Linuxで初めてプロセスに出会ったとき、目が点になった。fork,exec実にユニークだ。

私が関わったタスクは以下のような構造になっている。メインフレームでは、基本的なメモリーはどのタスクからも参照できた。ただし、リングレベルが7つあり、メモリーは完全に保護されていた。
仕事をしてもらうタスクにはイベントを渡し、目的の仕事を実現してもらう。完了通知はスリープで待つか、イベントで待つかタスクにより違った。
Javaが普及してきて、マルチスレッド が普通に使えるようになった。私はこのスレッドをタスク代わりによく使う。

デフォルトモードネットワーク

デフォルトモードネットワークはコンピュータ用語ではない。脳科学の言葉だ。ここでは、デフォルトモードネットワークを話題にしていない。
先日NHKの科学番組で、このデフォルトモードネットワークを特集していた。その時、番組のMCと脳科学者が会話していたが、その会話の中に、懐かしきことば「タスク」が頻繁に出てきた。どうも、脳科学の世界では、「タスク」という言葉は死語にはなっていないようだった。「タスク」について説明はなかったが、話の内容から、「脳」の機能をつかさどる部位のことを言っているようだった。そこで、私が知っているタスクを人間の脳に当てはめてみることにした。

どうも、人間の脳の構造は以下のようになっているようだ。

上記脳の構造に私の知っていタスクにかってに置き換えてみる。

タスクディスパッチャーはアイドルループ中に、イベント通意及びMakeUpを行う。赤矢印は、その際タスクをサーチする為のリスト構造だ。
たぶん、人間の脳の構造をシェル,プロセスでは、説明できないだろう。イベントをターゲットに動くタスクだからこそ、人間の脳の構造を説明できるはずだ。(私は脳科学者でないでの、単なる憶測でしかない)

ないとは思うが、もし誰かが私にタスクのことを聞いてきたら、人間の脳をモデルに説明しようと思う。

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