2014年11月18日火曜日

FierFox(日本は仏作り魂入れず)

'96年日経パソコン(夏合併号)に「Netscape ブラウザーがOSに変わる」という記事があります。

当時、OS製造を手がけたことがある私は、「Windod95でも凄いのに、Windod95上で動くブラウザーがOSになるわけがない」、と苦笑したことを記憶しています。(記事ではJavaScriptよりJava Appletを重視している) あれから約18年、「ブラウザーはOSである」と言っても、誰も笑う人はいません。当時、ブラウザーがここまで発展するとは私は想像も出来ませんでした。

NetscapeはマイクロソフトのIEに敗れ去りましたが、技術はFierFoxに引き継がれました。そして、スマートホーンのOSとして再び表舞台に登場しようとしています。

もし、Netscapeが日本で誕生し、IEに敗れ去っていたらここまでブラウザーは発展しなかったでしょう。本当の資本主義とは、捨てる神あり、拾う神ありの世界であり、将来を見越した資本家が存在する社会だ、と思いました。 反面、日本の資本主義は単なる西洋のコピー(仏作り魂入れず)でしかない、とブラウザーの発展を見てきた私は思います。

日本も早く、目先の利益だけでなく、本当に消費者が欲する製品を作ってほしい。

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