彼はある本を読み感動した。
この感動を息子に伝えたく、本と感動した内容を話した。
すると息子が、怪訝そうな顔して、
「親父その話10年前にも聞いたよ」と言われたそうだ。
私は、本に感動する脳と10年前に聞いたと覚えている脳は別物であると考える。
つまり息子は記憶力が良いだけの話である。
持論だが、記憶力の良し悪しは遺伝に左右されるが、何かに感動するというのは、人に平等に与えられた能力だと思う。
では、なぜ人は感動するのだろう。
それは、潜在意識のなせれる技だと思う。
「メンタリスト」のパトリックジェーンが言うには、人の記憶(潜在意識)はなんらかの五感とリンクしているそうだ。
私はこの考えに賛同できる。
人が何かに感動するのは、視覚、聴覚、触覚などで、遠い昔に経験または記憶し、潜在意識に刻み込まれたものが、呼び出された事象だと思う。
だから、何かに感動するということは、人それぞれ千差万別である。
この人が感動をするということ、職人が普通の人にはできない事を、いとも簡単にできることは深い関係があると思う。
アメリカの証券取引所で働く人々は、ただ、人から言われたことしか出来ない人達ではない。
彼らは、証券取引所で働く沢山の同僚たちを観察し、目線、体の動きから、今買うべき商品を五感で感じ対応するそうだ。
これも、潜在意識に何年もかけて覚えこませたからできる技だと思う。
現代の証券取引はAIで行われていると聞くが、私は、このAIが人の潜在意識を超えた存在であるとは到底思えない。
でも、AIが人の潜在意識に近づくことは可能だと考える。
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